PHOTO BY Mr.HOSHINO
「馬鹿」という言葉を聞くと、何だか良い気分はしないものだと思う。
でも…ここで使う「馬鹿になれ」という言葉は、決して悪い意味での言葉ではないことをまずはご理解いただきたい。
人は人との出会い・別れの中で沢山の「経験」をしていく。
そして、その中で「学習」することも沢山ある。
良い学習も、悪い学習も含めて…「自分」という人間が色んな影響や出来事から学び、経験し、変化していくものだということを皆さん身を持って知っていらっしゃると思う。
そんな中で、恋愛とは、経験していけばいくほど…
「頭でっかち」になりがちなものだと、私は思っている。
経験があるからこそ…不安が生まれ、経験があるからこそ…疑いが生まれ…経験があるからこそ…嫉妬が生まれ…経験があるからこそ…相手を過去の自分の経験から判断してしまう事はとても多いと思う。
恋愛の「経験」とは、あればあるだけ良いこともあるのだけれど…マイナス面も必ずあるもの。
まだ完全に結ばれていないという人ならば…特に過去の人と比べてしまう事もあると思う。そして、その時に味わった苦い経験や辛い経験を心の引き出しから取り出してきて…更に大きな不安や辛さを味わう事もある。
頭では「相手は違うのだから…」と分かっていながらもついつい「あの時こうだったから今回も違う相手とはいえど同じ結果になるのではないか??」と不安に駆られてしまう…
そんな経験をされている方も沢山いるのではないかと思う。
「経験」とは時にヒントになるものでもあるし、それが悪循環の元になってしまう事もある。
経験を積めば積むほど…そして、女性ならば他人の恋バナから学ぶこともあったり、他人が経験したことから言われる言葉に敏感になってしまう事もあると思う。
そして…どんどん「頭でっかち」になっていく。
経験することで「利口」になっていくのに…それが何故か足かせになる。
一度経験した苦しい辛い出来事から、他人に心を開けなくなったり、他人を責めてばかりの人間になってしまったり…今度もどうせだめになるに違いない等と決めつけてしまったり…プライドやエゴの塊になってしまったり…。
そして、一番多いのが、苦い悲しい経験から「傷つきたくない」という思いが生まれ、何事に対しても前向きに捉えられなくなってしまうこと。
それって…単純に「もったいなくないですか??」
私も、過去色んな経験をしてきて、辛い思いも悲しい思いも嫌と言うほど味わってきている。
多分…この年にしては意外と経験していないことも経験しているのではないか?と思う。
それでも人生を捨てることなく日々前向きに生きられるようになったのは、
「プライドやエゴを捨て、頭でっかちにならず、馬鹿になること」
で、救われてきた。
プライドやエゴとは、良い時には個人の成長に繋がる為にあるものでもある。
でも、そればかりに固執して(大概プライドやエゴに固執している人はそれに気付いていないのだけど…)いると、本当の目で見たことや、触れることや、感じることが真っ直ぐ届かなくなる。
卑屈に物事を考えてしまったり、人のせいにして自分のプライドが傷つけられたことをいつまでも恨んで…なんて生活を送っている。
「人生一度きりだよ??それでいいの??」
どうせ私なんか…と思うのならばそう思っていればいい。冷たいかも知れないけれど、自分だけが不幸だなんてことはこの世界中を見れば絶対にないのだから。
戦地で幼い子供がいつ命が無くなるかも分からない場所で武器を握りしめているこの世の中。
日本では考えられないほどの悲しい出来事が沢山起きているこの世の中…。
色んな角度で物事を見た時に…
「自分が思っている悩みや苦しみや悲しみは、取るに足らないことなのかも知れない…」と気付くことができるかも知れない。
そんな中で…日々抱いている心の悩みや、嫉妬、不安など…あなたが経験してきたことはどれだけのものなのか…少し考えてみてはどうだろう??
本当に恋愛力がある人とは…「どんな時もどれだけ馬鹿になれるか」ということを分かっている人なのだと私は思う。
自分の経験は良い経験・活かせるものだけ取っておいて、それ以外は忘れる。
そして、経験や年齢など関係なく、「純粋に馬鹿みたいに人を愛することに真剣になれる人」だと思う。
周囲の人からは、「よくそこまでして頑張るね~」なんて馬鹿にされることもあるかも知れない。
「もうその恋はダメに決まってるよ」なんてひどいマイナスな言葉を言われる事もあるかも知れない。
でも…
そこでも、恋愛力のある人は馬鹿になってでも真っ直ぐに愛した人を信じる。
そして…懸命に相手を愛する。
傷つくことを恐れずに、傷ついても何度でも立ち上がるだけの力を振り絞る。
そして、周囲には「馬鹿な人」と思わせておきながら、しっかりと好機を待ち、好機がやってきたら見逃さない。
必ずその好機を手にする。それまでは爪を砥ぎながらゆっくりと相手が心を開いてくれるまで待つ。
人は経験から学ぶことというのは、とても影響力があるし、他人からの言葉もとても影響力があるものだと思う。
だけど…それはあなたの経験だけであって、そして他人の言葉も他人の経験や物事の考え方からくる言葉であって…あなたと愛する人の間にある経験ではない。
あなたと愛する人の間にある経験とは…まだまだ「未知数」なんだよ。
それを「頭でっかち」に経験から視野を狭めてしまっては、何も良い方向には変わらないこともある。
だからこそ…まっさらな気持ちで「馬鹿になる」ことで、まっすぐゼロから進んでいくことが功を制すこともある。
真っ直ぐ純粋に…「馬鹿になって人をまっさらな気持ちで愛すること」で、新しい経験がまた増えていく。
マイナスな経験も、新しい経験でプラスに変わることだってある。
その可能性を潰してはダメだよ…もったいないよ。
「馬鹿になれ」そうすることで、あなたの恋愛は新しく変わる。
「馬鹿になれ」そうすることで、あなたの恐怖心もあなたの不幸話も、幸福に変えられる。
「馬鹿になれ」そうすることで、あなたの恋愛はどんどん可能性を広げていける。
「馬鹿になれ」そうすることで、たとえ傷ついたとしても、何度でも人を愛せる人にあなたはなれる。
「馬鹿になる」…それは本当の「頭のいい人」が出来ることでもある。
そしてさりげなくすぅっと周囲の人に「いつの間に!?」と思われる位に素敵な幸せを掴んでいる。
前回にも書いたが、
【能ある鷹は爪隠す】のだ。
そう、あなたは「馬鹿になること」で、あなたの幸せを勝ち取る為に…可能性を広げていく為に…過去の経験にしばられてはいけないのだ。
過去の経験や、あらゆる影響から「頭でっかち」になってはいけないのだ。
可能性は無限にあるよ。
「馬鹿になること」決して悪くない。
やってごらん、そうすることで素直に人を愛することがどれだけ素晴らしいか知ることができるから…。